院内勤務:精神科専門薬剤師

こちらでは、専門分野に特化した薬剤師として、精神科専門薬剤師について紹介しています。

精神科専門薬剤師

医師の負担を分散し、薬物療法を提供する当事者として分野ごとに専門の薬剤師を育てることを目標として日本医療薬学科医が認定している専門薬剤師の1つ。それが「精神科専門薬剤師」です。

精神科専門薬剤師のほかに、がん専門薬剤師・感染制御専門薬剤師・妊婦授乳婦専門薬剤師・HIV感染症専門薬剤師・認定専門指導者・栄養サポート専門薬剤師などが存在しています。

精神科専門薬剤師主に医療機関で働く薬剤師を対象として、医療チームの一員として治療に加わる立場を想定したものと思われますが、現状では定着しているとは言えません。

例えば、精神科専門薬剤師でないからといって、抗精神病薬・抗不安薬といった精神科の薬を処方できないというようなことはないですよね。要するに、専門薬剤師だけに認められる独占業務というものが見受けられないのです。

よって、現状では“院内勤務の薬剤師になって専門薬剤師を目指す”というのを明確な目標にしたところで意味はないと断じざるを得ません。

認定薬剤師制度というものも存在します

例えば、精神科薬物療法認定薬剤師という立場があり、これは日本病院薬剤師会が認定するものです。精神科専門薬剤師と何が違うのか分かりにくいところですが、実際のところ大した違いはありません。

こちらも特に独占業務などを持っておらず、認定されたところで明確なメリットはないのです。

精神科以外にも、HIV感染症薬物療法認定薬剤師・漢方薬生薬認定薬剤師など様々な認定薬剤師が存在していますが、基本的には実益のない認定です。

現状、こういった認定証をもらったところで仕事に大きな変化が生じるわけではないようですので、当面は推移を見守るしかないでしょう。

せっかく創設したシステムなのですから、いずれは具体的な意味・価値を持つように願うばかりです。