体験談2:薬剤師の将来は?

こちらでは、薬剤師という仕事の将来性を考えた上で転職活動に望まれた薬剤師さんの経験談をご紹介しています。薬剤師という職種の将来像まで考えた上で転職を決意されたケースですので、何か感じるところがあるのではないでしょうか。

将来を見据えた転職例

転職者 27歳:男性
転職先 ドラッグストア→調剤薬局
年収 315万円→360万円

「登録販売者」資格の登場で将来が不安に…

20代前半の頃までは、あんまり薬剤師という立場に思い入れはなかったですね。堅い仕事に就かなきゃっていう考えで薬学部に入って、薬剤師の資格を取って「これで世間的には立派な立場になったはず」なんて甘い考えでいたんですよ。

就職する時点でも「仕事は楽なほうが良い」という考えが勝っていて、正直、今にして思えばロクな人間じゃなかったと思いますね。本当にその頃は「薬剤師になっちゃえば大丈夫」っていう感覚だったんですよ。

でもその後、薬学部が6年制に変わったり登録販売者っていう新しい資格が出来たり、色々なことが変化していくうちに、少しずつ危機感が湧いてきました。

将来、6年間、実習やらをくぐり抜けてきた世代が次々に入ってくる。そうなったら、4年間「資格試験に受かれば良いや」って気分で何となく勉強してただけの自分は不要になっちゃうんじゃないか…そんなふうに悩んだり。

そして、実際にドラッグストアでは登録販売者が入ってきて、薬剤師の需要が減っていくところを間近で見ている。これは、本当にそろそろ考え直さないと自分には将来がないんじゃないかと思うようになりました。

胸を張って「薬剤師」と名乗れる自分になりたい

その頃になると、自分も20代後半に入ってきて、昔の自分がどれだけ甘い考えでこの仕事に入ってきたのか…それがようやく分かる年齢になったんですね。それで、1から勉強しなおす覚悟で「今度こそ本当の意味で薬剤師にならなきゃ」っていう前向きな気持ちが湧いてきたんです。

それで、薬剤師って胸張って名乗れるようになるには、やっぱり調剤薬局だろうと。調剤未経験がどれだけ不利なのか分かってはいましたが、それでも転職活動をすることにしました。

実際、初めてみると未経験者なんて相手にされないんですよね(笑)落ちて落ちて…もう自分なんか無価値なんだって思うしかないくらい落ち続けた後に、やっと拾われた感じです。

とにかく、転職活動をするのなら、それまでにスキルをつけておくことが大切。自分のような苦労をして欲しくはないし、6年制の卒業者が増えてきたり、不況が悪化してもいる今、もう昔の僕みたいな状態じゃ拾われないですよ。

最近では、未経験者に実務研修を積ませてくれる転職支援機関もあるって言いますし、そういったところでスキルをつけてから転職に挑んだほうが確実だと思いますね。

「転職活動を始める前にスキルをつけるべき」自分の苦い経験を踏まえてアドバイスをしてくれたこちらの方は、今では調剤薬局でバリバリの薬剤師として働いておられるようです。

求人情報が少なからず出ていますが、やっぱり能力のある人から順に取られていくのが現実。求人サイトを見る前に、まず自身のスキルを見直す謙虚さが必要ですね。